右乳癌で温存手術ホルモン受容体はER,PgR,HER2ともに陽性硬癌で悪性度は3

公開日: : 最終更新日:2015/10/06 読売新聞、産経新聞の医療欄

悩み

43歳の女性、右乳癌で温存手術。大きさは2cmでステージⅠ.
ホルモン受容体はER,PgRともに陽性で、HER2も陽性です。
硬癌で悪性度は3です。
手術後、放射線治療と抗がん剤治療のFECを4クールとハーセプチンの治療を行いました。
現在、タモキシフェンとゴセレリンのホルモン治療を1年続けています。

毎年受けている婦人科検診で今回子宮内膜増殖症と言われました。
子宮体癌になってしまうのではと心配。
ホルモン治療を続けてもいいのか?

回答

乳癌はエストロゲン(女性ホルモン)の影響を受けて大きくなる性質があり、
タモキシフェン(抗エストロゲン製剤)は乳がん細胞にあるエストロゲン受容体をブロックすることで癌の増殖を抑える。
子宮内膜はエストロゲンの刺激が絶えず続くことで増殖し子宮体癌になる確率が少し高くなる。
ただ、このようなことは通常閉経後の患者についていわれている。
まだ43歳なのでホルモン治療をやめるのではなく、
不正出血など子宮体癌の前兆があったときに婦人科でチェックを受けるのが大切。

タモキシフェンで子宮体癌が少し増えますが、
命を脅かすようなことはあまりないといわれている。
ホルモン治療は5年で終了、内膜症については婦人科で定期的に検査を受けながら治療を続けてください。

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感想(16件)

質問

ゴセレリンも続けた方がいいですか?

回答

ホルモン治療は基本飲み薬のタモキシフェンです。
ゴセレリンは注射薬で生理を止める薬で30代の人には効果的ですが、40代後半では併用する確かなメリットは明らかではない。

乳房温存手術とは?

手術は乳癌とその周囲の乳腺組織の切除にとどめ存在する可能性がある乳癌に対して放射線治療を行う方法。

ホルモン受容体はERとは?

腫瘍のホルモン受容体(エストロゲン受容体、プロゲステロン受容体/ER、PR)が陽性であれば用います。
エストロゲン受容体が陽性の乳癌であるということは、エストロゲンまたはプロゲステロンが乳癌細胞の増殖を刺激すると考えられています。
タモキシフェンなどでエストロゲンの働きを阻害します。
HER2受容体もまた、がん細胞の増殖に関係していると考えられている。

硬癌とは?

乳がんの種類4種類あり、乳頭腺管がん、充実腺管がん、硬がん、そして左の3つと異なる特殊型がある。
悪性度はグレードの事。

抗がん剤治療のFECとは?

エピルビシン+シクロフォスファミド+フルオロウラシル(”FEC”)
他にも、エピルビシン+シクロフォスファミド(”EC”)
ドキソルビシン+シクロフォスファミド(”AC”)
パクリタキセル(”Weekly PAC “)
トラスツズマブ(ハーセプチン)
などがある。

タモキシフェン 、ゴセレリンはホルモン剤

産経新聞のがん電話相談より。平成25年7月30日、癌の放射線、抗がん剤治療は難しいですね。

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