がん甲状腺しこりのう胞針生検細胞診エコー病院

公開日: : 読売新聞、産経新聞の医療欄

超音波検査がん発見も。
健康診断の一環として受けた超音波やPET検査などをきっかけに、
甲状腺の異常が見つかるケースが増えている。

東京都豊島区の女性61歳は昨年2月、人間ドッグの超音波検査で「甲状腺にしこり(結節)がある」と指摘された。
しこりはほとんどが悪さをしない良性腫瘍だが、約2~8%を占める悪性腫瘍(がん)を見逃さないことが重要だ。

甲状腺のしこりをエコー検査と針生検査

しこりの大きさが直径5ミリ以下であればそのまま様子を見るが、
この女性は直径10ミリで、精密検査のため虎ノ門病院を受診した。
対応した内分泌代謝科医長の宮川めぐみさんは、超音波検査で、
しこりの形や大きさを確かめ、血流や硬さを調べる詳しい検査を行った。
結果、がんが疑われたため、しこりに針を刺してしらべる針生検の細胞診を行い、「甲状腺がん」と確定診断した。

甲状腺がんにはいくつか種類があるが、9割を占める「乳頭がん」だった。
進行が遅い、おとなしいタイプで、命にかかわらないことがおおく経過観察する場合もある。

甲状腺のしこりだけでなく、のう胞も注意

60代女性は甲状腺をすべて摘出する手術を受けた。
現在葉甲状腺ホルモンを補う薬を服用しているため、体調は変わらず問題ないという。

超音波などで思いがけずに見つかる異常に、のうほうもある。
のう胞とは、液体が入った袋で、直径20ミリ以下なら問題ない。
しかし20ミリを超えたり、のう胞内に塊が混じっていたする場合は、
がんの疑いがあるので精密検査を受けた方がいい。

精密検査を受けた方がいい甲状腺

精密検査を受けた方がいいのは、
①甲状腺がんにかかった家族がいる人
②過去に放射線治療を受けたことがある人
など。

最近では動脈硬化の進み具合を調べるために首の血管を見る、
頚動脈超音波検査が人間ドッグで行われている。(保険点数その他エコー350点)
偶然甲状腺の異常が見つかるケースが急増している。

甲状腺の検査を受けると3~4人に1人がしこりやのうほうなど異常を指摘されると言う。
予期せぬ驚きで不安になるかもしれませんが、多くは心配する必要はありません。
ただし精密検査が必要と言われたら、診断経験が豊富な甲状腺の専門医を受診して欲しいと話す。

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