小学校高学年から高校生の成長期 身長の伸びとスポーツ障害

公開日: : 最終更新日:2014/05/15 読売新聞、産経新聞の医療欄

成長期に起きやすいスポーツ障害。
小学校高学年から高校生にかけて起きる障害で、強いアクシデントによる外傷とは違い、日々のトレーニングで負荷や小さな損傷が積み重なり発症する慢性的なもの。

成長期はまず骨の発育に伴う身長の伸びがピークを迎え、次に筋力増加のピークが来ます。
どの時期にどんな障害が起きるのかを理解していないと、過度な運動量や反復動作を課して体を傷つけてしまう。
トップ選手でも長引く怪我や疾患の火種がジュニア期にある例をみかける。

身長の伸びが著しい時期の障害

目立つのは骨の両端にある成長軟骨という部分が傷ついて起こる「骨端症」。
骨が伸びるのは、成長軟骨で盛んに細胞分裂が起きる為ですが、ここ部分は外からの圧力に弱く、ひねりや反りの動作を繰り返すと、その負担で亀裂が入って痛みが出ます。

骨と骨が接する関節部分でおきやすく、野球選手の野球肘、バレーボール選手に多い膝のオスグッド病などがあります。

痛みはじわじわと来るので、子供は我慢して運動を続け、悪化させてしまいがち。
初期なら痛む場所に負荷をかける動作をやめれば治る。
痛みというサインを見抜き、患部への負担の小さい練習メニューに切り替える工夫も大切です。

伸びが落ち着いてからの障害

代表的なものが疲労骨折です。
特に女子は月経がない状態が続くと、骨折しやすく、赴任になる恐れもあります。
鉄不足による貧血も要注意です。
多くの指導者が男性なので相談しにくい。
婦人科に行きづらいなどの事情もあると思いますが、月経のことは結婚や出産にも影響します。
指導者にもそういう面での配慮を求められます。

成長期のスポーツ障害の予防策

選手に身長と体重を知らせて、指導者や保護者が変化を把握し、成長に見合った練習をさせる。
成長には個人差があるが、小学生は基本動作、中学生は正しいフォームを維持する体幹と持久力、高校生は強い筋力や応用動作と、段階を踏んで身に着けていくのがいいでしょう。

少子化が進む中、伸び盛りの時期にけがの治療が遅れて才能をつぶしてしまうのは損失。
治療中のブランクは辛い経験ですが、中学高校で伸びる選手もいれば、社会人で飛躍する選手もいる。
見守る大人は焦らず長い目で育てて欲しい。
トップ選手の多くは自分の体を熟知しており、自己管理の大切さを選手に教えることも重要です。

多くの経験が積めるスポーツ

産経新聞医療ルネサンス、国立スポーツ科学センター、副主任研究員、整形外科医奥脇透先生。
私はスポーツをしたことがないんですが、スポーツは自分の体、人間の体、メンタル、管理、維持など、大人になってから学べない事を子供の頃から身を持って知れる、
大事な要素だと大人になって痛感しました。
よく、これを知らないから人生損しているという言葉もありますが、スポーツをしてなくて損しているなと思います。
だがスポーツをしているからこそ起きる障害もたくさんあります。
人間、何でも幅広く知ることが大事だと痛感します。

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