成長障害貧血クローン病下痢 腹痛 肛門 貧血 発熱 体重減少 血便

公開日: : 最終更新日:2014/11/23 消化器内科

クローン病について今日の健康。
東邦大学医療センター佐倉病院 鈴木教授
口から食道、胃、肛門、消化管のどこにでも炎症が起こる
発症年齢10代20代が発症が大きな特徴、原因は不明
日本人の食生活が欧米化が影響ではと考えられている。
完治を望むことは難しい。

子供の成長障害、見過ごされた例

主に起こるのが、小腸型33%、大腸型20%、小腸大腸型45%。
19歳女性、子供12歳のとき腹痛と下痢。
医療機関の大腸内視鏡では異常なし。
過敏性腸症候群と診断される。1年経過、13歳のとき学校の健康診断、
身長133cm、体重24kg、貧血の成長障害。
消化器科の専門医を受診。
消化器科の専門医、血液検査と小腸検査でクローン病と診断。

ストレス社会なので過敏性腸症候群とクローン病を間違うことが多い。
小腸型クローン病なので、12歳の時見過ごされた。
小腸 食事の消化吸収が阻害され、栄養が吸収できず栄養障害。

クローン病の主な症状

下痢、腹痛、肛門部病変、貧血、発熱、体重減少、血便。
クローン病、発病すると炎症が強く起こるときと緩和が繰り返されるが、特徴的なことは、段々進展すること。
狭窄(狭くなること)、ろう孔(他の臓器と炎症性変化でくっついてトンネル)、せん孔(破けて腹膜炎を起こしてしまう)
早く診断をつけて合併症が起こらないようにすることが大事。

クローン病の検査

便検査・感染症と鑑別
血液検査 全身の炎症反応、貧血、低栄養状態を確認。
画像診断・内視鏡・超音波・CT・MRIで確定診断に至る。
カプセル内視鏡やバルーン内視鏡など新しい検査がある。

小腸を診断するために保険適応のカプセル内視鏡

小腸は24時間で腸粘膜が入れ替わるので癌になりにくい。胃カメラが届かない場所。今年から保険適応になりました。2012年7月1日よりクローン病にも適応されています。

クローン病の経過

小腸の狭窄、成長障害、貧血を13歳で治療開始、
狭窄の手術、薬、食事、症状もなくなり現在も維持。
強力な薬があるので手術件数が減ってきた。

クローン病の主な薬

弱・5-アミノサリチル酸製剤
中・ステロイド(炎症を抑える)、免疫調節薬
強・抗TNF-α抗体製剤

長期なので副作用に注意しながら行う。
クローン病には食事が大事。動物性脂肪を控える。
経腸栄養剤も使う。
暴飲暴食をしない、規則正しい生活リズム、ストレスをためない。
クローン病は積極的治療で進行を遅らせる。

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