自覚症状がなくても隠れ痔の人が多い。
肛門の奥の直腸には神経がないため痛みがない。
直腸にいぼ、それが肛門に行くと痛みがでて痔になる。
いぼが直腸の中に入っていて感覚がない状態を隠れ痔という。
患者は日本人6人に1人。一番肛門に圧をかけるのは便秘の時のいきみ。
痔がひどくなるといぼ痔が酷くなると、排便後、指で戻さないといけなくなり、
もっとひどくなると、歩く時でも痔が出るようになり、酷くなると、肛門を洗うのに1時間もようすることもあり、クオリティーオブライフ=生活の質を落とすことにもつながる。
やっぱり痔があると肛門に負担をかけない方法を取りましょう。
料理・掃除・買い物で何をするときが肛門に力がかかるか?
・料理では肛門に力が入らない
・掃除でかがむと肛門に力がかかる
床の拭き掃除では、普通の排便のいきみと同じぐらいの力がかかる
・買い物
急いでいる時の自転車の立ち漕ぎは木綿豆腐を肛門でつぶせる
歩いた状態の肛門の圧力、手ぶらは数値変化無し
荷物を持つと、排便と同じ圧力が肛門にかかることがわかった。
特に女性の場合、ヒールの高い靴に注意しなければならない。
高いヒールを履くと、歩くだけでも高い圧がおしりにかかる。
隠れ痔をまねく意外な行動
・咳をする(排便をするときの倍)
・鼻をかむ
・笑う
・激しい運動
隠れ痔がわかる問診6問!
・トイレで3分以上りきむことが多い
・便意がなくても毎日同じ時間にトイレに行く
・常に全ての便を出し切ろうとする
・朝食を取らないことが多い
・アルコールや刺激物をよくとる
・湯船に浸かるよりシャワーが多い
3つ以上でレッドカルテです。
排便時に8割ぐらいは出るので、すべて出し切ろうとしなくてもいい。
正しい排便は、残便感があってもストップして後で出したほうが肛門に負担を掛けない。
アルコールや刺激物は下痢になる。
便が下痢で激しく出ると、直腸などをこすって傷つける。
井の頭病院院長による肛門鏡
・麻酔入りのゼリーを塗る
・肛門ビデオと呼ばれるカメラを挿入する
・検査は1分かからず終了
排便後、直腸を上に引き上げる運動
排便後、直腸が下がった状態になるので戻す運動があります。
頭のてっぺんを引っ張られ背筋が伸びる状態 3秒
力をゆるめて肛門を緩める 3秒
排便直後に、肛門をすぼめる動き、緩める動きを3セットすると、
直腸も上に上がり、いぼの成長も止める効果がありますよ。