滋賀医大のHIPECという胃がんの手術がテレビで取り上げられていました。
テレビで見るとちょっと古い病院ですね、でも最新の医療が行われている大学病院です。
HIPEC=おなかの中を抗がん剤入りのお湯でジャブジャブ洗う
術中腹腔内温熱化学療法による進行胃がんの治療がテレビ番組、わたしを救う革命ドクターで紹介されていました。
胃がん術後、おなかの中を抗がん剤入りのお湯でジャブジャブ洗うという画期的な進行胃がんの治療です。
胃がんを手術で切除し、十分なリンパ節郭清を行うことで治療を終わりますが、胃の内側の粘膜に発症した癌が、胃の壁をつきやぶって腹腔内にこぼれて広がる転移は手術だけでは抑制できないことから、手術で癌が取りきれた場合でも再発するケースが問題でした。
このHIPECという治療はわたしを救う革命ドクターによると、41~43度の生理食塩水5リットルをお腹の中に入れて、3種類の抗がん剤、静脈注射の70倍ぐらいにして30分洗うそうです。
胃がんすべて取り去るが、少しでも残っていたら転移する。
転移がないのを願って、再発を防止すると言う試みだそうです。
(おそらく開腹する胃がん以外の肝がん、大腸がん、腎臓癌、すい臓がんなんかにも利用するんじゃないかと思います。)
滋賀医科大学の治療成績、SHIGA IDAI NEWS Vol15によると、
5年生存率は、約3倍上がるそうです。
(術中腹腔内温熱化学療法の5年生存率61.4%)