新起立試験の診療点数は?ODテスト、シェロングテストの算定は?

新起立試験=ODテスト=シェロングテストと呼ばれます。
安静時の血圧心拍数と、起立後1分、3分、5分、7分、10分の血圧、心拍数とを比較するなどする検査です。

起立性低血圧省や、コロナ後遺症などでの有用な検査ですが、令和4年現在も診察料に含まれ点数がない。
0点。

精神疾患や心身症で診察時間が長くなれば算定できる点数はあるといえばあるが・・・

診察時間が長くなると心身症

診察時間が長くなると算定できる点数があります。
心身症に対する心身医学療法が総合病院で算定することが多いですが、
小児特定疾患カウンセリング料と
通院・在宅精神療法は
算定している病院を見た事がないです。

病名(心身症)
I004 心身医学療法(1回につき)
2 入院中の患者以外の患者
イ 初診時110点
ロ 再診時80点 続きを読む

PCRコメントに中等症1などコメントを入れないでください。

PCRコメントに中等症1などコメントを入れないでください。
後で全部消してます。
自分が査定する立場なら 疑似症に 中等症とコメントに入れると査定対象にします。

救医1×3は
中等症レベルの状態コメントを入れるだけでいいです
SPO2=95~97だったか低い上で、CTで肺炎がある、酸素投与があると尚いい
現在それで査定されていません

疑似症で
救医1を3倍取るということは、30人を1日算定しただけでも
950×2×30=57000点→月57万円アップ
年間684万円売上が上がります。 続きを読む

クリニック開業1年目の監査はこんな感じ?

twitter DJさとう @dryamadataroh さんのツイートより

内視鏡学会の提言で内視鏡検査時はPPE着用の事で院内トリアージが算定できる根拠を提供してくれた
(学会などでフルPPEが推奨される場合は院内トリアージが算定可能かもしれないと…)
クリニック開業の1年目の監査のツイートが保険診療算定に対するいい戒めになるので転載。

クリニック開業1年目の監査はこんな感じ?

開業して1年位経過すると厚生局から新規個別指導なる案内が来ます
カルテ(10人位?うろ覚え)を提出しそれに対する記載不備を指摘され場合によっては返還、悪質であれば来年も指導を受けます
カルテはきちんと記載しましょう

内科開業の場合、ほぼ100%問われるのが
特定疾患指導管理料算定の根拠です
何もカルテに記載されていないと返還命令が下されます
(ハンコを押して枠の中に一言書くだけではだめだな・・・)

そして消化器内科を標榜していたら問われるのが慢性胃炎についてです
慢性胃炎は特定疾患なので、指導管理料の対象になります
慢性胃炎の診断の根拠は?
慢性胃炎に対してどのような生活指導をしたのか?
をカルテに記載しましょう
(最近のピロリルールもあるしそれは大丈夫かな、慢性胃炎は内視鏡で確認が必要、胃透視は胃潰瘍…)

例えば何気にロキソニン&ムコスタを出して
ムコスタの病名を胃炎とし、
特定疾患指導管理料が自動算定される電カル設定は注意が必要です
(飲み合わせ胃薬で胃炎もおかしいし、特定疾患療養管理料もおかしいですね、クリニックはやりかねないかな?) 続きを読む

逃げ切り違法請求しない病院は儲からないけど正しい

医療事務、昔話。
当時1日外来患者数700~900人。
整形外科、外科系が強い。
救急専門医がいる。
救急車が連続で来るほど積極的な救急受け入れ。

医事課ルールでギプスしたら全員非観血的整復術を算定していた。
1件1万円~15000円の利益。
少なく見積もって1万円として、

月平均少なく見積もって、
骨折してギプス巻いただけの人は10人として、
1月で10万円
1年120万
とりあえず10年で1200万円か。

当時の医事課長はもう雲の上になっているので逃げ切り。
当時の診療報酬制度は逃げ切る感覚。(紙から電子に移行する時代)
逃げ切り違法請求。(時効)

たぶんこんなのがいっぱいある。
でも誰にも見つからず、逃げ切ったこの当時の課長は正しいな。

自分がいる病院はそういう違法請求はしていない。
だから、逆に、時間外に医師がこんなに頑張ってこれっぽっちの請求じゃあ儲からないな…ってなっている。
全体的に。

再診の時間外救急車の受け入れの点数の低さには愕然とする。

外国人留学生は結核10になると診断までお金が足らない

結核は外国人はあり得る。
結核の予防接種BCGをうっていないから。
タイベトナムインドネシアなど。
今はうっているかもしれないけど、10年前や、田舎に住んでいる人はわからないという人は多い。

結核になってからだと医療費はあまりかからない。
結核10になると10感染症公費が使えます。

結核予防法34条一般(通院)患者
対象医療費全体の5%が自己負担
結核予防法35条命令入所(入院)
対象医療費全額公費負担

問題は結核と診断されるまでに高額にお金がかかること。

留学生はお金ない。
運が良ければ通っている専門学校などが持っているれる場合もあるが、だいたいそうではない。 続きを読む

注射とHIF-PH阻害薬院外処方どっちが赤字?

透析前の準備セット
人工腎臓でHIF-PH阻害薬を院外処方箋すると人工腎臓の金額が下がる。
このエベレンゾ錠がエポエチン製剤の代換となるのならば、
なんの薬剤を使用した時お得になるのか。

19240円 院外17980円=1260円の減額 4時間
20840円 院外19580円=1260円の減額 4時間~5時間
22190円 院外20930円=1260円の減額 5時間~

院外処方箋にすると1月
1260×13日=16380円~減額になる。

エポエチン製剤の一月の金額

エポエチンアルファ注射750 377×週1回多くて5回=1885円
エポエチンアルファ注射1500 596×5=2980円
エポエチンアルファ注射3000 1051×5=5255円
ダルベポエポエチンアルファ注射20 2573×5=12865円
ダルベポエポエチンアルファ注射40 4539×5=22695円
ダルベポエポエチンアルファ注射60 6327×5=31635円
の持ち出し。 続きを読む

実際の現場対応。他の感染症と診断して新型コロナ疑いを消す

新型コロナウイルス疑いの実際の現場対応はこんな感じ。

保健所はまずは場末病院またはクリニックに行けと案内している。

新型コロナウイルス疑い(風邪症状)が来たとする。

風邪症状なのでほぼ風邪で診断は終わり。
高熱ならインフルエンザの検査をしたり、
発疹があったら風疹麻疹検査や、
溶連菌、アデノウイルスやサイトメガロウイルスとかEBウイルスだとか
発熱が主訴の検査をしまくって、どれかにヒットすれば、
新型コロナウイルスの疑いは減りましたと言う。 続きを読む

レベルの低い病院の医療事務は自己注射血糖測定の計算ができない

インスリンは自分でお腹などに注射を打って、血糖を無理やり下げる注射です
在宅自己注射の血糖自己測定加算。
2型は60回までですが、
1型は120回まで算定できます。
さらに血糖は1カ月1回、最大3ヶ月算定可能です。
3ヶ月分管理すると、正しくは1日30回なので90回です。

たいてい、紙カルテならば血糖手帳の複写控えをカルテに糊付けしたり、電子カルテならスキャンしたりして医師が血糖の推移を確認します。

とりあえず6月に7月分算定済み。
10月来院なので8月、9月、10月分の三回算定できます。
上記をコメント入れます。 続きを読む

KYゼリーはキシロカインに過敏や禁忌ある方向けだが保険外

KYゼリーはキシロカインに過敏や禁忌ある方向けだが保険外
キシロカインゼリーのキシロカインに過敏や禁忌ある方に使用される使用されるKYゼリー。

いわば潤滑ゼリー、ルブリケーティングゼリー。
保険材料ではないので算定できない。

例えば、留置カテーテルなど使用時は認められません。
逆に算定が通るのは経管栄養カテーテル交換法、胃カメラ、造影剤使用撮影、膀胱ファイバー キシロカインゼリーの量 男性6ml 女性3mlなど、算定が通る処置もあります。

基本的に保険収載されていない、つまり診療点数本の材料欄に乗っていない材料は保険で算定できない。最近はどんどん審査も厳しくなり、保険収載されているも、使用料の少ないものも査定される傾向にあります。まあ、包括のDPCなどが主流になってきているので、出来高算定という、どんどん保険算定する側が、患者のショッピングバッグに商品を勝手にどんどん入れていくという考え方は嫌煙されていくのかもしれません。

算定が認められない場合も、査定されて、あーだめかではだめです。
ちゃんと、必要な特別な理由があれば再審査に出すべきです。
医師がその薬剤の使用方法が、本当に医療で、患者のために必要と判断されるのか否かです。だれが見ても過剰と思われる場合は、だめかもしれません、それは医療をやっていると常識的か非常識かわかると思いますので、そうして査定対策をしていくとよいと思います。

職業病、爪の上、第一関節の手前に腫れ、手や指に力が入らなくなった

外来患者月3500人~4000人、入院250名ぐらいを一人で病名入力しています。
この人数でレセプト1人でチェックするって頭がおかしいわ…
返戻増減点未収も一人でやって、さらに新人教育までやって、残業カットで定時上がりってあり得ない。
それでも実現しているんだけど…

2年半続けたら腱鞘炎みたいになって手や指に力が入らなくなった。

手首と少しの指の動きだけでタイプし続けている。

今困っていること

爪の上、第一関節の手前に腫れ、キーボード打つと痛い、触ると膨れている
手が開かないから息子とじゃんけんできない
特にピースがちゃんとできない
両手に力が入らない
瓶の蓋を開けられない
かろうじてペットボトルはあけれるがもうすぐ開けれなくなる
携帯を落とす
お金が数えられない、お金を落とす

職業病だな。

どこかで手を休ませないと…

そんな私が必死に書いているサイト、病名略語でレセプトチェックしようもぜひご覧ください。

救急車を呼んだ家族に病院に事前連絡させて受け入れ先を確保させる

救急車を呼んだ家族に病院に事前連絡させて受け入れ先を確保させる
救急車を呼んだ家族に病院に事前連絡させて受け入れ先を確保させる

救急隊が病院を探す時間がなくなっているらしい。
以下は救急隊到着平均時間が10分~15分ぐらいでさらに短くする努力には必要かもしれない。

救急車を呼んだ家族にかかりつけ病院などに事前連絡させて受け入れ先を確保させる

救急車を呼ぶと、(本当の急病以外)呼んだ家族に自分の受け入れ先を自分で探すように説明するそうです。 続きを読む

食事料70才以下で限度額エは1食460円、説明してほしいよね

食事料70才以下で限度額エは1食460円、説明してほしいよね
入院担当じゃないとすぐど忘れしますが、

食事料の1食の金額

70才以下の限度額のアイウエは460円
オが90日まで210円
オの90日超え、長期該当申請の日付がある方は160円

70才以上は
現役並~一般1食460円
低所得2 90日まで1食210円、90日超え長期該当は160円
低所得1 1食100円

例えば
70才以下限度額エは1食460円なので、
55回食事すると、
食事料は25300円です。

外来の会計が入院担当に説明してというと入院担当は言い訳して逃げるから私が説明するが…

よく入院担当は会計窓口に立つ人に
こんなことも説明できないのかとバカにしますが、
私は入院担当の方が馬鹿だと思います。 続きを読む

治療は保険、ノロウイルスの検査だけ実費が正しい見解

ノロウイルスの保険適応

ア 3才未満の患者
イ 65歳以上の患者
ウ 悪性腫瘍の診断が確定している患者
エ 臓器移植後の患者
オ 抗悪性腫瘍剤、免疫抑制剤、又は免疫抑制効果のある薬剤投与中の患者

上記に合致しない場合が保険外となる。

保険適応がないノロウイルスを診断する必要はない

ノロウイルスは、手指や食品などから経口で感染
そもそもノロウイルスは特効薬がない。
だから検査する必要がない。
普通の腸炎に準じて治療される。
子供と高齢者が保険適応なのは、おそらく死ぬ可能性があるから。 続きを読む

障害者手帳を更新したいけど書いてくれる先生がいない

医療事務の仕事をしていて、障害者手帳を更新したい。
当院退院後3年間受診なし。
かかりつけ医は資格がないので以前書いてもらっった病院に相談してと言われた。
という電話を受けることがあるメモ。

身体障害者手帳の更新はメリットがなければ更新しないという方法も

一般的に障害者手帳を持つメリットは、受けられる介護サービスやお金(医療費助成)。
介護サービスを受けているなら等級が少々下がっても必要かもしれない。

医療費目的なら、
ずっと病院に入院中で(療養病棟や重症180日超え一般病棟)で医療費目的であれば、1級ないし2級が必要。
1級で更新できないなら更新する意味はないかもしれない。
ペースメーカーなどでは更新基準が厳しくなり、寝たきりなどの更新ではほぼ1級から3~4級に落ちることは間違いない。
申請してお金のメリットがあるかないか。
ないなら申請の手間と時間と書類代の無駄なので一般的に申請しないとなる。 続きを読む

急性期一般入院料234567での在宅復帰率

急性期入院料1のみが施設基準で8割を満たすとある。
それ以外は提出義務なし。

だが、急性期入院料5で数を出せと言われたので簡単に出すメモ。

急性期入院料の在宅復帰病床機能連携率の出し方

分子が
自宅(在宅・自宅及び居住系介護施設)
老人保健施設
1他院の地域包括ケア病棟
2他院の回復期リハビリテーション病棟
3他院の療養病棟
他院の有床診療所
介護老人保健施設
※死亡退院・転倒患者(自院)・再入院患者除く 続きを読む

受付時間からピポットテーブルと統合機能で各日付の医師別患者数を出す

エクセルが手入力の早さに負けた日・・・

病院の患者数。
過去3ヶ月分の土曜日の医師別患者を出してと言われた。

患者データベースの使い方やエクセルの統合ツールの使い方が不慣れで4時間かかった

とりあえず統計ツールの医師別患者数ツールは整合性が悪く当てにならない。
1.まず、
各日付の受付された患者数は受付時間が判明した患者。
医師が終了した患者をピックアップ。

2.ピポットテーブルで
各日付の医師別患者数を出す

※統合ツールの使い方

3.統合ツールで、
各日付のピポットデーブルの結果を日付別で結合する。
(医師で並べ替えて日付で比較しないと見難いため)

4.上司が見やすいように
外来診察担当医順に並べ替える。
数字が右によったり左によったりしているのを直し、
医師の名前が印刷で切れているのを直す。 続きを読む

関節拘縮は保険請求できないのに足関節可動域障害は可能?

足関節可動域障害の理学療法がNHKで紹介されていました。

アキレス腱断裂で、
関節8週間ギプス固定したための足関節可動域の障害だそうです。
(手術をしなかった、一週間ごとに伸ばしていく保存加療)
足首だけでなく膝、股関節まで硬い。
ほぐしていく治療なんですが、

保険診療というのは、対象部位に対する理学療法しか算定できないので
本来、足首だけでなく膝、股関節の可動域を広げるためにマッサージすることは、
本来病院ではできないはずです。

ですが、首都大学のある東京では、
対象部位以外の理学療法も運動リハビリテーションが保険請求できるようです。 続きを読む