減点されにくい病名の付け方
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最終更新日:2018/03/05
点数、医療費、診療報酬、病院経営
国家資格を持っている医師は診療点数など考えずに治療する。
検査して病気がわかれば薬を出す。
患者負担は1~3割など支払う。
その後、診療報酬請求明細書は国保連合会や社会保険診療報酬支払基金に残りを請求する。
審査があり、
過剰や不適合など減点される。
減点されたらなぜか無資格である医事課が責められるのが病院。
減点を減らすテクニックで、認知症やアルコール中毒、癌病名を入れるというのがある。
医療費がかかるように病名を入れる
単に、
感冒
腹部CT イレウス疑い
ドクターが入れたままにすると、なぜイレウス疑いでCTする必要があったのか?となる。
若い人なら、腹痛、
認知症患者なら認知症を入れると、
あり得るとなる。
癌は術後や治療中、放射線治療中、化学療法中など必ず入れる。
周辺の検査が減点されにくくなる。
認知症や精神疾患病名があると、
突然の腹部CTでイレウス疑いなど減点されにくい。
救急車来院。
時間外は算定不可、
特例休日深夜で算定できる夜間休日搬送医学管理料を算定していたら救急車で来たとわかるが、他で救急車にて来院とコメントを入れるだけで
重症除外のための検査が通りやすくなると思われる。
大きな病気を疑うには医療費がかかる
大きな病気を疑う理由をレセプトでしっかり表現すること。
さらに、
一見不要であるような検査も、
認知症や精神心疾患、アル中、既往歴
必要性がわかりやすい。
今はレセプト病名を入れると審査側にバレて減点される傾向も有る。
詳記を書いていても減点されることもたくさん有る。
レセプト病名を入れるのではなく、
なぜその治療が必要だったかわかるようにすれば、少しは減点を回避できるのではと昔から入力しています。
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